国家賠償請求訴訟の様子をお伝えします。

<2017.9.15>
救援新聞にも掲載された8月30日の口頭弁論報告分です。

830日、東京地裁で、201512月以来18か月ぶりに布川国賠の弁論が開かれました。昨年3月に朝倉佳秀裁判長から出された文書提出命令に関して双方が即時抗告して東京高裁で争っていましたが、杉山卓男さんの初期の録音テープについての文書提出命令が確定したので(検察はあくまで“ないので出せない”として提出しません)、本裁判の弁論が再開したのです。

 


昨年1月に朝倉裁判長に代わってから初めての弁論ということで、これまでの主張をまとめた弁護団と桜井昌司さんの陳述が行われました。

 


弁護団は捜査・起訴・公判すべての段階での違法を主張しています。偽計を用いた取り調べ、自白や目撃者の供述の調書の調整操作ねつ造、初期の調書や現場の毛髪鑑定書など無罪に繋がる証拠の証拠隠し、不十分なアリバイ捜査、一旦不起訴としたのに警察留置場に逆送して自白させた上での強引な起訴、公判での偽証・虚偽答弁などです。

 


桜井さんは、とくに、自らの自白の契機となった「嘘と出た」というポリグラフ検査に関する文書に文書提出命令が出なかったことについて意見を述べました。

 


朝倉裁判長は「窓ガラスが割れて検査用紙などが流出したので“ない”」という検察の主張を認めて文書提出命令を出さなかったが、即時抗告審で、裁判官に窓ガラスが割れた証拠を出すように言われたら、検察官はすぐその場で「当時を知る者」がいると主張を変え、窓ガラスは割れなかったが汚れて何かわからなくなったものを持ち出したという陳述書を出してきた。嘘をつく検察官も悪いが、裁判所が容易に検察官の主張を認めることが冤罪を引き起こすのだと陳述しました。

次回裁判は126日に行われます。

2017年8月30日、朝倉佳秀裁判長にかわって初めての口頭弁論が開かれました。
弁論が再開されたこの日は、「弁論の更新」として、これまでの主張をまとめたものと桜井さんの陳述がありました。
 

20170830弁論の更新仮名版
20170830原告陳述書仮名版